《日本国内から発送》ヴィンテージ　木版バスクのクロス　ブロックプリント　約100×100cm [tt001]

保管場所の都合による在庫処分のための値下げです。

木版バスクこと、トルコのブロックプリントのクロスです。

木版バスクで知られるトカットの中心部にあった工房（現在は歴史的建造物としてホテルに改装されています）で、1970－80年代に作られていたものです。
トカットの木版バスクは1960年頃まではヤズマと呼ばれるオヤの縁飾りを付けるスカーフとしての生産がメインでした。しかしモダンな機械プリントのスカーフが市場に出回るようになると、ヤズマ産業は廃れ、その代わりにソフラ（食事の際に床の上に広げる布）の生産に移行しました。それが今回ご紹介するクロスです。

やがて需要がなくなったため1990年頃を境に生産されなくなり、その後は主にお土産品としてのスカーフ、クロス、サマードレス用の生地などが作られています。
木版バスクが生活日用品であった時代が終わり、伝統手工芸としてのみの価値として残ったためです。

2000年代にトカットを訪れた際に、現在は消失してしまった工房で製作されている現場を取材しました。
これはその時に製作していたバスク布です。
通常の白抜きの前に、何色かの染料を白いコットン布に染み込ませでから、作業に取りかかります。


白抜きの柄の部分の作り方を説明すると、薄い黄色地の布をシヤノルスという薄緑の溶液に浸けた生地を広げその上に木版でマスキングをします。
シヤノルスはアンモ二アと化学反応すると薄い緑から、濃い緑、やがて黒へと変色していきます。
マスキングされた部分は水流で洗うことで剝れ、変色しなかった部分の下色が現われ、モチーフとして残ります。

サイズは約100×100cm。
それぞれ複数枚あります。
色の配置やモチーフの配置は個体により異なります。
また手作業のため、色残しや色が飛んでいるものなどもあります。
その点どうぞご了承ください。
職人さんの手作り品をお楽しみください。

テーブルクロスやカバーなどにもお使いいただけます。
大切な宝物を包む風呂敷としてもいいですね。
色々工夫してお楽しみください。

木版によるプリント部分は水洗いでのお洗濯をしても大丈夫な製法です。
※初回のみ白ものと一緒に洗うのは避けてください。２回目からは通常のお洗濯で大丈夫です。

日本国内関東圏より宅配便着払いで送らせていただきます。
国際郵便料金がさらに値上がりしておりますので送料分だけでもかなりお得に手に入れていただけます。
複数点お買い上げいただくと１点当たりの送料がお得になります。

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