たぶん二度と出ない!ヴィンテージ エラズー 伝統のイーネオヤ テルクルマ入り レアな立体オヤ 状態の良い未使用品 2辺のオヤ [erz301]

たぶん二度と出ない!ヴィンテージ エラズー 伝統のイーネオヤ テルクルマ入り レアな立体オヤ 状態の良い未使用品 2辺のオヤ [erz301]

重み: 50g

在庫なし
トルコの東部にあるエラズー。
エラズーの伝統のイーネオヤスカーフは、独特でひとめで分類できるのが特徴です。

まず2辺のみにイーネオヤが施されていること。
これは布の耳の部分はほつれる心配がないので加工せず、そのまま残し、切りっぱなしの対面する2辺のみ縁処理をしてイーネオヤを飾ったため。

そしてエラズー地方のオヤスカーフの被り方も影響しています。
エラズーは保守的な地域であり、女性たちは顔の部分を残してぐるりとスカーフを巻き付けます。
そのため顔の部分に来る縁にイーネオヤがあり、中側に入る部分にはイーネオヤが不要だったため、この形態がベストとされました。

モチーフとしてもメインモチーフは例外もありますが、基本的には平面のイーネオヤで、間のアラモチーフにはおおぶりな三角の岩のモチーフを用います。これは平面のメインモチーフを少しでも華やかに豪華に見せる効果があります。
岩のモチーフにもいくつか種類があり、時代や作り手さんにより変ります。

エラズーのイーネオヤの特徴として甘撚りのシルク糸にあったモチーフが使われたこと、ほろほろとなる糸の質感を利用しています。

この地では嫁入り持参品としてたくさんのイーネオヤが作られてきましたが、シルクの時代が終わり、ナイロンや人工シルク糸に変わり、さらにはこの伝統のイーネオヤスカーフを作る人も激減しています。
それは需要の問題でありますが、特にシルク糸を扱える作り手さんは限られており、現役では2、3人いるだけとなっています。
50歳代以下になるとシルク糸での製作経験がない人がほとんどです。

今回ご紹介するものは現在製作されているものではなく、20世紀半ば頃〜1980年代頃にエラズーで作られたイーネオヤのスカーフです。
近年まで大事に各お家でしまわれてきましたが、これらの風習が消えつつある現在、本来は市場に出なかったものが、行き先をなくし、こうして私たちの手に渡ってきています。
女性たちのチェストにしまわれていた未使用品で、状態もよく綺麗です。

これが超レアなエラズーであることはわかるかと思います。
まずお花が立体の大きなモチーフであること。
さらにはシフォンの布全体にテルクルマが施されていること。

テルクルマは施されたエラズーオヤはこれまでに4、5点見たことがありますが、いずれも特別な思いで作られたため持ち主は手放すことはしませんでした。

たぶん二度とお目にかかれないレアなオヤだと思います。

お家でチェストに保管されていたそのままの状態で私が引き取り、保管してきたものです。


商品として製作されたものではなく、個人所有の古いものであることをご理解の上、お買い上げくださるようお願いいたします。

価格に送料は含まれていません。
他の商品と同梱、または複数点数お買い上げになるなど、まとめ買いをされると個々でご注文するより1点あたりの送料が割安になります。
たぶん二度と出ない!ヴィンテージ エラズー 伝統のイーネオヤ テルクルマ入り レアな立体オヤ 状態の良い未使用品 2辺のオヤ [erz301]

重み: 50g

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