期間限定で日本国内より発送いたします。
国際送料がかからない分、お得になりますので、この機会をぜひご利用ください。
トルコ中東部にあるエラズーの伝統的なイーネオヤのスカーフです。
エラズーのイーネオヤは他の地方と比較しても特殊で、まず対面する2辺にしかオヤが施されません。
耳の部分は加工をせず、切りっぱなしの部分にオヤを付けます。
これはこの地方のスカーフの被り方に起因していて、顔のみを出すようにスカーフを巻くため、顔の周囲にオヤが来るようになっています。
また緩く撚ったシルク糸を使った平面のモチーフが主流であり、一見シンプルに見えますが、細かい工夫や技法が使われており、とても面白いです。
色使いもヤズマの色に合わせた1色、または2色を使うのみで、派手さはありませんが、日常的な使いやすさがあります。
女性たちは嫁入り時にこれらのオヤスカーフを何百枚と用意したそうです。
それは嫁入りした翌日に花嫁を見に訪れる親戚やご近所さんが、花嫁にお祝いのお金や金貨を贈るごとにスカーフをお返しとして頭の上に乗せる風習があるため、それに応じた数を持参しなくてはならなかったためです。
そのためなのか、モチーフも似ているようでそれぞれ異なり、多用多数のモチーフが存在しています。
いずれもエラズーの女性たちの嫁入り持参品から譲り受けたものです。
丁寧に作られた愛情こものった逸品です。
スカーフはコットン性のヤズマ、スカーフのサイズは約80×80cmです。
オヤ部分はシルク、制作年代は1950-1960年代です。
これらの嫁入り持参品のオヤスカーフは今日まで大事に各お家でしまわれてきましたが、これらの風習が消えつつある現在、本来は市場に出なかったものが、行き先をなくし、こうして私たちの手に渡ってきています。
ただこれらもほぼ出尽くした感があり、最近は集めるのも簡単ではありません。
探して見つかるものではありません。
いずれも現在は作られていないタイプのものですので、イーネオヤの本来の姿に興味がある方や古いテキスタイルが好きな方にぜひオススメします。もう次回はないかもしれません。
基本的には綺麗なものを選んでいますが、保管の木箱のシミや多少の埃汚れがある場合がございます。
お家で保管されていたそのままの状態です。
商品として製作されたものではなく、個人所有の古いものであることをご理解の上、お買い上げくださるようお願いいたします。
日本国内関東圏より宅配便着払いで送らせていただきます。
国際郵便料金がさらに値上がりしておりますので送料分だけでもかなりお得に手に入れていただけます。
複数点お買い上げいただくと1点当たりの送料がお得になります。
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