トカットのハンドプリント、木版バスクが色版を重ねるエルバントを中心に栄えてきたのに対して、カスタモヌではカラカレム、つまり黒一色のデザインを製作してきました。
版木もそれに合わせ、一色押しに適したデザインが考えられてきました。
木版バスクとは、適所で1〜2年乾燥させた菩提樹の木を素材にした木版にインクを付けて、1つ1つ根気よく布に押すことによって、プリント生地や、ヤズマと呼ばれるスカーフを作る伝統工芸です。
そのデザインとなる木版は古くから伝えられたものから、途中で新しく加えられたもの(と言っても古い埋蔵物のモチーフを参考にしたもの)まで含めて数えきれないほどあるそうです。
それらを必要に応じて、工房の職人さんが型を作っていきますが、その作業自体も、想像以上に力仕事であり、また集中力のいる作業です。
また素材となる菩提樹も2年間、適所で寝かせて乾燥させたものでないと使用に適さないため、1つの版木を製作してもらうことは時間的にもかかり、価格的にも大変高価なものとなっています。
昨今のトルコ国内での女性作家さんたちによるバスクブームが追い風となり、版木の需要が高まったことから、価格的な問題をクリアするために考案されたのが、工作機械による製作です。
プログラミングなどの手間はかかりますが、彫り作業は機械によって行われます。
細部に関しては0.7mmの空間があればよいそうで、今まで手彫りでは不可能だった、小さく細かいモチーフも作れるようになったそうです。
お値段もフルに手作業で製作していたものに比べるととてもお手頃です。
サイズはモチーフ部分が約5×3cm、版木の高さは約4cmです。
未使用の新品ですので、木くずなどが間に挟まっている場合があります。
実際にご使用になれるものです。
布バックや布ポーチなどのオリジナルデザインに。
市販されている布用の染料をスポンジに浸みこませて付けたり、または紙に使用する場合は普通のインクスタンプなどでも構いません。
また装飾などにもお使いください。
たくさん並んでいるととても可愛らしいです。
価格に送料は含まれていません。
単体ですと送料の負担の方が金額的に高いので、
他の商品と同梱、または複数点数お買い上げになるなど、まとめ買いをされると個々でご注文するより1点あたりの送料が割安になります。