トルコには各地方独特の色柄の伝統的な手編みの靴下があります。
民族衣装のパーツとして欠かせないもので、儀式、婚礼、日常的にも使用されてきました。
「靴下」という身に着けるもの、しかも足に履くもののため、実際に使用されたものは、廃棄される運命をたどり、現在まで残るチャンスはほとんどありませんでしたが、
中には嫁入り持参品として作られ、親戚、ご近所さんに配られたものなどがそのまま長持ちの中に保管されたものなどもあり、それらが、生活様式の近代化のために、需要がなくなり私たちの手に入ることがあります。
ただお店で売っているようなものではありませんので(稀に骨董屋で1足、2足手に入ることはありますが・・・)、地方へ出かけた際にお家の長持ちに入っていたものを譲ってもらったり、私が靴下コレクションをやっていることを知って店に持ち込む人などから入手したものです。
そんな風に長年かけて少しずつ集めた各地の靴下コレクションから、一部を放出します。
アクリル毛糸で編まれたもので、年代的には1970-80年代前後だと思われます。
バック(ヘイベ)とお揃いで作られおり、嫁入り道具のひとつであったと想像ざれます。
サイズは約17cmで、かかとからつま先までのメジャーで測った実寸です。
保管状態が良かったのか、特に目立つダメージなどはありませんが、多少の毛玉があります。
ただし嫁入りの展示用に作られたため、実際に使用はしていないと思われます。
毛糸の色が左右微妙に異なりますが、これはアブラジュとして故意にそうしたのか、手元にある毛糸がこれだけだったのか不明ですが、いろいろ想像してみるのも面白いかもしれません。
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