商品詳細

トゥルって知っていますか? カラプナールのオールドトゥル 130×100cm [E212]

販売価格: 98,000円(税込)

[在庫数 1点]

重み: 2800g

商品詳細

トゥルに興味を持ち20年以上前に蒐集し、個人的に持っていたものですが、今回放出いたします。
とても貴重な数の少ない珍しい織物です。
後続はありませんのでこの機会に手に入れてください。

トゥルというのは織り方の種類のひとつですが、簡単に言えばキリムと絨毯の中間のような存在です。

通常の絨毯は結び目の段を入れ終わると、キリムの平織りを1往復織り込みます。
そして再び結び目の段を入れていきます。
トゥルの場合は、結び目のある絨毯の一種ですが、結び目と結び目の段の間の平織部分が1往復でなく、2往復以上織り込まれます。
そのため表面の起毛している部分の間に多少の隙間ができ、しなやかな少し軽めの絨毯ができあがります。
また毛の長さが長めものもも多く、ベットの代わりに使用されたりしたものもあります。

それ以外に別の織り方があります。
それがこの織物のように水平機を使い、緯糸を詰めずに上下の結び目感覚を広くとるものです。
中央アナトリアらしからぬ、連続の幾何学モチーフに鮮やかな色遣い。
水平機で細長く織り、それを3枚接いで1枚の織物にしたものです。
細い棒を使い、ウール糸を巻き、最後に棒を引き抜くことでループ状の起毛を作っています。

このトゥル、マラティア、シバスなどの一部の地域でも似て非なるものが作られていたことがありますが、基本的にはコンヤのカラプナール独特の織物です。

ヨーロッパにはトゥル専門のコレクターも存在していますが、カラプナールでも一部地域で一時期のみに作られたことから絶対数量が少なく、大量に目にすることはできません。
市場に出回らなかったのも、このトゥルはカラプナールの住人の日常使い用だったため、売る目的で織られなかったためです。


新しいものでも1960-70年代を最後に、本来のオリジナルのカタチでの作り手がいなくなったことから、それ以前ものが保管され残ったものが見つかる程度です。


染めは村で行われた天然染めを含む、独自の色です。
経糸と緯糸はウール糸、起毛部分にもウール糸を使用。

サイズはフリンジ部分を除く本体が130×100cmです。


状態につきましては、目で確認できたことは可能な限り記載しておりますが、見落としがあることがあるかもしれません。
またあくまで古いものだということをご理解の上、お買い求めてくださることをお願いいたします。


価格に送料は含まれていません。
他の商品と同梱、または複数点数お買い上げになるなど、まとめ買いをされると個々でご注文するより1点あたりの送料が割安になります。
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