イズニック湖の畔にあるムシュクレ村はイーネオヤ最後の楽園。
嫁入り持参品としてイーネオヤを準備する風習も残り、現在もなお、一部の地域ではありますが、女性たちは娘や孫娘のためにオヤを作り続けています。
ムシュクレ村特有の展示に適した大きな平面のオヤから、ナスの花、アーティチョークなどから、小ぶりのオヤまでモチーフ数が多いのも特徴です。
それらを買い集めることは不可能であり、でもムシュクレ村のイーネオヤに興味を持つ人のために、特別に用意したオヤのサンプルです。
本やスマホがなかった頃はこのように、他の女性が見に付けたり作ったオヤをその場でハンカチに作って、それを見本として使いました。
また他の女性からオーダーされる場合もこのサンプルからモチーフを選んでもらうのにも使ったそうです。
93種類の縫い針で作るオヤが付いています。
普通のオヤスカーフはモチーフが40個付きますが、その倍以上の数がところ狭しと並んでいます。
同じモチーフをこの数作るのはまだ簡単で、このように1点1点別のモチーフを作る作業は時間も手間もかかります。
その様は圧巻です。
実際にオヤ製作の参考にされてもいいですし、スカーフのサイズが大きいので使用されても、このまま額に入れて飾っても素敵です。
縫い針で作られるイーネオヤは想像されるより手間暇のかかるものです。
中には手が慣れている人でも数時間かかるモチーフがたくさんあります。
この複雑なモチーフが材料費も込みで1個当たり約340円というお値段は、日本と比較して物価が安いトルコとは言えども、決して正当な評価ではないと思っています。
今回は日本への紹介のための特別価格です。
これをきっかけにムシュクレ村のオヤが知られ、ムシュクレ村の女性たちに現金収入を得る手段のひとつとなることを目的に提供させていただきます。
布は画像では白ですが、実際はクリーム、ベージュ、グレー、アイスブルーなどの無地のスカーフ用の布になります。色はお任せください。
スカーフのサイズもモチーフの見本のため80x80cm、80x60cmと様々です。
2020年9月19日〜9月22日に開催予定の、オヤマニアの会イベント「エーゲ海地方のイーネオヤ」に合わせて用意したものです。
製作に1点約4週間かかるため、作り手の制作枚数に限界があります。
納品は2024年3月以降を目安にお考えください。
なお、このモチーフ見本は予約販売になります。
入金を持ってご注文の受付けとし、ムシュクレ村の女性にオーダーを出し、出来上がり次第、アンタルヤへ。そして検品後、アンタルヤより発送いたします。
価格に送料は含まれていません。
実際の重量は400gありませんが、送料設定の都合上400gにしてあります。
※こちらの商品は発送時期が未定のため、他の商品との同梱はできません。単独での送料となります。
YouTubeの紹介動画もご覧ください。
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