面白い織物をひとつ。
ウールで手織りされた白い無地の織物に、草木染めのウール糸で昔のスザーニテクニックで刺繍を施したパーツと、細かい織りのモチーフが入ったベルト状のパーツを、交互に継ぐことで１枚の織物に仕上げられているものです。
織りの部分はとても細かく、逆に刺繍部分は手間のかかる作業ながらも、どこか崩したような子供のいたずら描きのようなモチーフで、その対比が面白味を増しています。
中央アジアのウズベキスタンの織物で、15年ほど前にトルコとの国交が開いた際に持ち込まれた古いもののひとつです。
最近見られるものは新しいものが多いのですが、これは正真正銘の古いもの。
コレクションピースとして手に入れていただきたい一品です。
推定1920-30年代ごろか、それ以前のものと思われます。
刺繍部分は摩耗により糸が抜けている箇所があります。
また小さな穴などがあり、それは刺繍糸でふさいだり、小さなモチーフを入れることによってカバーされています。専門職人の修復ではなく、女性の手によるものです。
モチーフの入り方はアンバランスで、その適当具合が魅力的。
壁に掛けてもステキです。
キリム自体は多少の色落ちする場合がありますが、お家で洗濯が可能です。
普通の水温でウール用洗剤、ホームドライクリーニング溶剤などで柔らかいデッキブラシを使うか、ネットに入れてウール洗いモードで洗濯機で洗っていただけます。
脱水後はすぐに広げた状態で干してください。
素材は100％ウール（羊毛）、村で女性たちが各家庭で昔ながらの木製織り機と手作業で織りあげています。
フリンジを除く本体部分のサイズは 約147×127cm。
重量は 約1900gです。
状態については目についた範囲で記載しておりますが、商品として製作されたものではなく、個人所有の古いものであったことをご理解の上、お買い上げくださるようお願いいたします。
価格に送料は含まれていません。
他の商品と同梱、または複数点数お買い上げになるなど、まとめ買いをされると個々でご注文するより１点あたりの送料が割安になります。
