絨毯が６：４ぐらいの割合で色がくっきり分かれているのがわかると思います。
これはアブラジュと呼ばれるもので、織り手の女性が故意に使用した糸を変えて、気持ちの変化やアンバランスさによる美を意識したものです。
ただこの絨毯の場合、使用した糸を変えたものの、後世でこれほど差がでることを、おそらく織り手は知らなかったことだと想像します。
というのも、きれいな青とグレーに分かれていますが、もともとは同じ青色だったものです。
それが年代を経て、片や表面がグレーになっています。
この色の差はどこから来たものかというと、染めの違いです。
青色のまま残っているのは草木染めによるもの。
グレーに変色したのは人工染料によるものです。
使用した糸をこの位置で買えたのは事実ですが、当時はここまで色の差はありませんでした。
それが人工染料の青色がグレーに変化したことで、この絨毯にも面白い効果を出しています。
コンディションも良く、きれいです。
大きさも長さが150cmありますので、いろんなスペースにお使いいただけます。
染めは村で行われた天然染めを含む、独自の色です。
経糸、横糸ともにウール糸を使用。
サイズはフリンジ部分を除く本体が150×80cmです。
重量は約3800g。
状態につきましては、目で確認できたことは可能な限り記載しておりますが、見落としがあることがあるかもしれません。
またあくまで古いものだということをご理解の上、お買い求めてくださることをお願いいたします。
価格に送料は含まれていません。
他の商品と同梱、または複数点数お買い上げになるなど、まとめ買いをされると個々でご注文するより１点あたりの送料が割安になります。
