中央アナトリア、カラプナールのトゥルと呼ばれるタイプの絨毯です。
トゥルはトルコ国内でも数か所のみで織られましたが、その主なものはカラプナール産です。
トゥルは絨毯の結び目の段の間に入れる平織り部分が通常より多くなる織り方ですが、表面上は毛足が長い絨毯と変わりありません。
トゥル自体が特殊で、カラプナールで織られたトゥルも数量的には多くないため稀少であり、専門のコレクターもいるほどです。
カラプナールのモチーフの特徴として、ジジムなどでも見られますが、具象的な花柄が織り込まれることが多いです。
トゥルにも稀ですがこのような花柄デザインが出ます。
グレーの部分は染をしていない羊のそのままの毛の色の糸を使っています。
ボーダーに使われている色が途中から変わっていますが、これは気持ちの変化の現れだったり、遊び心だったりします。
年代的にはかなり古いものと見られ、フリンジ部分に多少の欠損がありますが、鎖をかけてありますので、そこからほつれてくることはありません。
経糸、横糸ともに手で紡いだキリマンのウール糸を使用しています。
1920-30年代に織られたものだと想像します。
絨毯はフリンジを除いたサイズが136×79cm。
重量は2840gです。
コンディションのよい伝統的な柄のオールドものは、かつてのように村などでは見つからず、底をついた状態で、現在、稀少でトルコの商人間の取引でも高価です。
処分のための、お手頃価格で出しますので、送料をかけてもお得です。
ダメージなどについては気がついた分に関しましては記載しておりますが、見落としがある場合はご容赦くださいませ。あくまでオールド品であるということをご理解の上、入札くださるようお願い申し上げます。
価格に送料は含まれていません。
他の商品と同梱、または複数点数お買い上げになるなど、まとめ買いをされると個々でご注文するより１点あたりの送料が割安になります。
