オスマン帝国時代にギリシャ、ブルガリア、北マケドニア、コソボなどバルカン半島へ領土を広げたトルコ。
その当時に移民として移り住んだ当時のトルコ人たちの子孫であるトルコ系住人たちは、600年前から現在もなお彼の地で自分たちの文化を受け継いでいます。
ギリシャの北部にある北マケドニア共和国にもたくさんのトルコ系住民が暮らしています。
トルコ語を話せる世代や、学校でトルコ語を学ぶ若い世代もいれば、トルコ語を話せないアルバニア系の人たちもいますが、その多くがイスラム教徒で同様の文化を継承しています。
ウスキュップとその周辺の村々にもイーネオヤを作ってきた女性たちが存在し、またそのイーネオヤは糸が細くなければ、そして結び目が細かくなければイーネオヤではない、と言い切るほどの細かい手仕事として伝わっています。
糸は古くはシルク糸を手で撚って使っていましたが、その後はナイロン糸や次世代のポリエステル糸を割って1本にして使ったそうです。
そして目は細かく作るのが良いとされてきました。
見た目だけではわからないですが、写真を撮って拡大してみて初めてその技術のすばらしさが理解できました。
資料としても貴重です。コレクションとしてぜひ手に入れていただきたいと思います。
現地でもこれらは古い過去のものであり、手に入れることも見ることもとても稀になっています。
本物のトルコ文化としてのイーネオヤに触れたい方、古いものに興味のある方、当時の技術や素材を感じたい方、ぜひこの機会をお見逃しのないようにお願いいたします。
いずれも現在は作られていないタイプのものですので、イーネオヤの本来の姿に興味がある方や古いテキスタイルが好きな方にぜひオススメします。もう次回はないかもしれません。
保管の木箱のシミや多少の埃汚れがある場合がございます。
お家でチェストに保管されていたそのままの状態です。
詳しい状態などにつきましては 6月16日の@mihri193のインスタライブをご参照ください。
商品として製作されたものではなく、個人所有の古いものであることをご理解の上、お買い上げくださるようお願いいたします。
価格に送料は含まれていません。
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