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コレクション ゆりかごのカバー オスマンル刺繍 手織り布にシルクと金属リボン刺繍 裏表なしのテクニック ゲミリックのクムラ 106×48cm [EK0078]

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ブルサはオスマン帝国最初の首都であり、周辺ではお膝元として様々な手工芸の職人たちが集められ、その技術が伝統文化として残されてきた地でもあります。
庶民の素朴な手芸ももちろんありましたが、貴族やお屋敷のために用意される高品質なものが作られ、特に手芸に関しては養蚕が行われたことでシルクが手に入りやすいという立地もあり、布や糸が作られました。
そういった背景もあり、高度な技術と良質な材料を合わせもった素晴らしい手仕事が伝えられてきました。

オスマンル刺繍はそのひとつです。
シルク、金属リボンを多用した刺繍であり、表裏がないような作りであることが最大の特徴です。
オスマンル刺繍として、ヤールック、ウチュクル、ボフチャなど様々なものが製作されてきました。

赤ちゃんを寝かせるゆりかごをベシックと言います。
そのベシックにはカバーが掛けられ、赤ちゃんが眠っている時は外界からの刺激を受けないようにされました。
それがベシック・オルトゥスと呼ばれるもので、長方形の布を使用しました。

そのベシックオルトゥスは古くから嫁入り持参品のひとつであり、ブルサでは手織り布にシルクの刺繍が施されたのです。
刺繍のパターンとしては全体に列を成したモチーフが並べられるもの、このカバーのようにボーダーとしてモチーフを入れるものがあります。

モチーフには子供の健康と成長を願うものが持ち入れられました。
男の子、女の子用、兼用できるものなどがあります。

シルク製の色糸と金属リボン、実のある植物が描かれています。
メタル部分は、金属リボンで「テルクルマ」と呼ばれるテクニックで施されたものです。

ブルサの北東、マルマラ海地方のゲミリックのクムラで作られたもので、状態がとても良いです。
手織り布が使われており、年代的には20世紀半ば頃のものと想像されます。

サイズは約106×48cm。
重量は約100g。

状態については目についた範囲で記載しておりますが、見落としがあった場合はご容赦ください。
また商品として製作されたものではなく、個人所有の古いものであることをご理解の上、お買い上げくださるようお願いいたします。

価格に送料は含まれていません。
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